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地盤改良

10/23~25にかけて地盤改良をおこないました。

今回の敷地は、表面の1m~2mは山土などの盛り土層で比較的しまっていましたが、その下の部分が数メートル、軟弱な粘土層がありまして、地盤改良が必要となったワケです。

今回の地盤改良方法は「柱状改良」・・・文字通り、柱のように悪い土を部分的に固い土に改良していくもので、セメントと土を混ぜて固めてゆきます。
住宅の改良方法ではもっともポピュラーな工法のひとつです。
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大きなドリルのような掘削棒でゆっくりと土をかき混ぜながら掘ってゆきます。
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そうすると地面の中に柱状の土とセメントのカタマリができるわけです。
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この地盤改良のポイントは大きく三つ。
一つは改良する深さ・・・これは通常、深くても5~6mまでといいます。
それ以上の場合や支持層(地盤が固くて良い地層)の深さが一定でない場合は何らかの杭を打ちこみます。
それから、二つ目は改良する土の性質。 これはもっとも重要です。土にも色々な種類があって、一般の粘土や砂などは良いのですが、「腐植土」のような昔の植物が堆積した地層など土の成分に有機質が多い場合は改良にはむいていません。せっかく改良したと思っても、土の中ではセメントが固まらないか、固まっても、想定している強度に達していない場合があります。
三つ目は、改良時の掘削機の回転する速度。。。これも前述したような土を固める際の注意点です。。この速度は決まっていて、あまり速い速度で土を拡販すると、セメントが交わりにくく、固まらない場合があります。。ですのでこの工法の場合、一日にできる改良本数が決まっています。
・・・もし、40~50坪程度の家の改良が一日で終わっていたら、それは危ない工事です。
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さて、こちらはプラント組み立ても含め、約3日かけて終了しました。
しっかり固まるまでしばらくこのままにしておきます。
by kokorosolat | 2006-10-28 14:20
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